介護を必要とする方が地域で暮らしていくには、地域の方と情報交換や共有することによって「暮らしやすい地域」をともに考えていくことが大切です。介護保険サービス(小規模多機能居宅介護事業所)を運営するYMCAライフサポートセンター関内は、地域の方々との交流による顔の見える関係づくりが欠かせません。
その一つの方法としてYMCAライフサポートセンター関内(小規模多機能型介護事業所)が考えているのは、地域の方々の憩いの場としての機能です。
このたび、地域に開かれた集いの第2弾として先日の「ひな祭り会」に続いて、5月5日(火)に「端午の節句の集い」を実施しました。その様子を簡単に報告いたします。
参加された方は、前回の「ひな祭り」に参加していただいた方はもちろん、日頃、不老町地域ケアプラザの事業にご参加されている近隣にお住いの方々、利用者、スタッフ、ボランティアを合わせて21名での集いとなりました。
また、「横浜市不老町地域ケアプラザ」より職員の方が見学に来てくださいました。
初めての方もいらしたので、まずは一人ずつ自己紹介をしていただき、続いてホットプレートを使ったたこ焼きづくりをしました。
ボランティアとして参加してくれた横浜中央YMCA内にある作業療法士を育成する「横浜YMCA学院専門学校」の学生が大活躍の場面でしたが、たこ焼きを一緒に作ってくださった方は、「丸く焼けた!」と楽しそうに取り組んでいらっしゃいました。
また、たこ焼きを食べた方々は口々に「おいしいわ」「きれいに丸く焼けるのね」と会話を楽しまれていました。
お腹もいっぱいになったところで、地域の方の大正琴の伴奏に合わせて合唱しました。
「鯉のぼり」「富士山」「海」「さくら」など季節に因んだ歌を歌いました。大正琴の音色はとても情緒があり、歌っていると皆さん懐かしい気持ちになっているようでした。
また、皆さんのリクエストで「背くらべ」も歌おうということになりました。歌詞カードも伴奏もありませんでしたが、皆さんすらすらと歌われておられ、さすがの趣でした。
最後はYMCAで現在取り組んでいる認知症予防に効果のある運動“コグニサイズ”を紹介しながら、皆さんで頭と体を同時に使った体操やレクレーションをして楽しみました。また、YMCAの様々な活動について説明をする中で、先日地震により大きな被害があったネパールのための緊急募金についても説明をしたところ、多くの賛同をいただき、多くの方より募金をいただきました。
今回は2回目の開催となった集いでしたが、2回連続で参加していただく方もいらして、少しずつ顔の見える関係ができていると感じることのできる会でした。これからも特定のイベントだけに限らず、日ごろから地域の方が気軽に立ち寄ることができるよう、これからも憩いの場を作っていきたいと思っております。
(YMCAライフサポートセンター関内 益)