横浜中央YMCA 野外活動クラブ 『冒険コッペ』4月活動報告
YMCAでは、年間を通して『野外活動クラブ』を実施しています。
月に一度の活動で、メンバー同士の社会性や協調性を育み、与えられるだけでなく、自発的に様々なことにチャレンジする。そんな子どもたちに成長して欲しい願いを持って、継続した活動をしています。http://www.yokohamaymca.org/branch/yp/20150401ac06.html
2015年度最初の活動は、メンバー・リーダー総勢26名で、横浜市港北区にある『岸根公園』でグループ活動を行ってきました。
公園全体を使ったポイントハイクでは、「千里の道も一歩からコース」「人生山あり谷ありコース」「ちりも積もれば山となるコース」の3つがあり、グループのお友だちでどのコースを選ぶか話し合いました。まずグループに一つずつ封筒が与えられ、地図と指令書が入っていました。各ポイントを辿ってそこの場所に行きミッションをクリアし、コインがもらえます。全グループの獲得コインに応じて、5月の活動『野外炊事』に使える食材が決まります!
「グループのお友だちと自己紹介をしよう」のミッションでは、初めて会うお友だちのことを知れるのはもちろん、前から知っているお友だち好きな教科、好きな遊びなども聞けて新たな発見がたくさんありました。「声を出さずに誕生日順に並ぼう」のミッションでは、手で数字を出したり、君はこっちだよと合図を出してあげたりとお互いに協力しながら行っていました。
昼食はひょうたん広場の芝生の上で食べました。ポイントハイクのときに仲良くなったお友だちとすっかり打ち解けて話している様子が見られました。昼食後は、みんなで運動会を行いました。ウルトラクイズでは、○×クイズが出題され○か×の選択肢を選ぶときに、グループ全員で同じ選択肢に行くか、分散して分かれるかをグループの仲間と決めます。最後まで残っている人数が多い方が勝ちとなります。宅急便リレーでは、一人ずつリュックを持って走り、2番目の人は前の人のリュックも追加して持ち、順番が遅くなる人ほど荷物が増えていきます。誰が最初に走るか、誰が荷物をいっぱい持つアンカーになるのかグループで話し合って決めました。みんな自分のグループのお友だちに一生懸命声援を送っていました。借り人競争では、「朝食がパンだった人」「サッカーが好きな人」など、当てはまる人を探して手をつないでゴールまで走ります。いろんなお友だちの特徴が知れたり、あまり話したことが無いお友だちが協力してくれたりとほほえましい姿が見られました。
電車に乗って帰る時には、リュックを前に抱えて周りの人の邪魔にならないようにしようということや、あまり大きな声で話さない、降りる人が降りてから乗りましょうなど、電車の中でのルールを確認しました。
YMCAに帰ってから、今年度の新しいふりかえりファイルと冒険ニュースを読みました。振り返りの中では「お友だちの名前を覚えたかな」「電車でのルールを守れたかな」など一日の中であったことを話しました。
今回の活動では、グループの中で話し合いをしていくところを決めたり、役割を持ったりすることができました。初めて会うお友だちにも積極的にお話したり、意見を聞いてあげたりする姿も見られました。すでに来月の活動が待ち遠しいようです。
今年度の年間テーマは「プロジェクトコッペ」です。楽しいことを自分たちで考え創り出し、計画・実行・評価を繰り返していき、冒険コッペ全員で力を合わせてもっともっと楽しい活動を作っていくことが目標です。これから1年間の活動を通して、お互いが思いやりをもち意見を言い合ったり、自分がやりたいと思うことを発言したりしながら、楽しい活動を作っていきたいと思います。
(報告 横浜中央YMCA ウエルネススポーツクラブ 斉藤淳子)