今回は先週末にあったイベントについてお話しをさせていただきます。
それは…「バンクーバープライドパレード」です。
これはレズビアン、ゲイ、トランスジェンダーなどの人々による抗議運動がもとにあると言われていますが、現在ではバンクーバーを代表するお祭りとなっています。
なぜバンクーバーなのかというと、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州は同性婚が認められていて、そうしたことに寛容な街と言われています。
また日本でも最近話題になっている「LGBT」ですがこちらでは「LGBTQ2」と言われています。これはLesbian:レズビアン、Gay:ゲイ、Bisexual:バイセクシャル、Transgender:トランスジェンダー、Queer:クィア(セクシャリティーのアイデンティティが未確定の人)、2:男女、2つの魂を持つと言われる先住民の同性愛者観)の頭文字を取ったものになります。
日本でも「レインボーパレード」という名前で実施していますが、バンクーバーのものは非常に大きく世界中から参加者が集まるそうです。
また街もこのパレードのためにレインボーカラーの装飾が施されます。
YMCAもレインボーカラーのバッジを配布したり、パレードに参加する人やボランティアの人にパンケーキを振る舞っていました。
今でこそマイノリティーと呼ばれる人々に寛容な姿を見せていますが、今日に至るまでは様々な人の努力があったようで、今の日本でも同じように困難な状況にある方いらっしゃるのも事実です。
すこしでも皆さんにそうしたことを知っていただきたく今回お話しさせていただきました。
日本は酷暑と言えるほど暑い日が続いていると聞きます。
こちらカナダでは日中は暑いものの、夏の終わりを感じるかのように夜は涼しくなってきています。
今回の研修も残り約1か月となりました。
横浜に戻ったら何をしようか、どんなことをみなさんに伝えようか考えながらこれから過ごしていきたいと思います。
(横浜中央YMCAウエルネススポーツクラブ 北川 政憲)