横浜中央YMCAアフタースクール プログラムのご報告
9月21日(水)に、絵本のプログラムを実施いたしました。
今月の絵本は「おかではたらくロバのポチョ」「かわいそうなぞう」「マザー・テレサ」の3冊です。
1冊目の本は、スペインにあるアルバイシンの丘でのお話です。険しい階段が続く丘を若いロバのポチョが丘の上の町にパンや野菜やビールを一生懸命運び上げます。重いレンガを何度も運んでケガをしてしまったロバを励まそうと人々がロバのお祭りを開くという、優しい雰囲気のお話でした。
2冊目の本は、日本が戦争していたころのお話です。もし、動物園に爆弾が落ちたら、動物たちが町へ出て暴れ出してしまう。動物たちは次々と殺され、そして3頭のぞうたちも・・・。
子どもたちは「ひどい。」「かわいそう・・・。」「がんばって。」と、それぞれ心に刺さるものがあったようです。こどもたちでなく、わたしたち大人も忘れてはいけない悲しい時代。平和ついて考える時間となりました。
3冊目の本は、マザー・テレサが道端で学校に通えず恵まれない子どもたちに勉強を教えたり、家をつくるお話です。この本は上級生に向けて読みました。マザー・テレサの「なんとかしてあげたい!」という熱い気持ちが上級生に伝わったのではないかと思います。
毎月絵本を読んでおりますが、「子どもたちにこんな風に育ってほしい!」「こんな気持ちになってくれたら嬉しい」と願いながら、プログラムを実施しております。
戦争があった時代や貧しい国があること。私たちが当たり前のように過ごしている毎日とはかけ離れた生活をしている方もたくさんいます。その人たちのことも考えて過ごしていけるよう今後も子どもたちと考えていきます。
(横浜中央YMCAアフタースクール 三井詩乃)