横浜中央YMCAアフタースクール 外部プログラムのご報告
7月25日(月)にNPO法人かながわ子ども教室の講師の先生方をお招きし、化学教室を実施いたしました。化学反応で色が変化(あさがおの色の変化・炎色反応)すること、また、吸水性樹脂(ポリマー)を使った水を樹脂が吸い込む現象を観察しました。
一つ目のあさがおの実験では、酸性とアルカリ性の性質を知りました。しおれたあさがおの花びらをつぶし、水を入れて紫色の色水を作り、重曹の粉を入れると青色に、クエン酸を入れると泡が発生し赤く変化しました。
子どもたちにとって酸性やアルカリ性の話は難しかったと思いますが、一瞬で変化した色を見て「すごい!」「もう一回やりたい!」と楽しんでいる姿が見られました。
二つ目の炎色反応では、ホウ酸・炭酸リチウム・炭酸カリウムの金属の炎の色を観察しました。綿にエタノールを浸み込ませたものをアルミカップに置き、それぞれの試薬をのせます。
先生がライターで火を点けるとどのように変化したでしょう・・・。
ホウ酸は緑、リチウムは赤、カリウムは紫と色が変わりました。
花火の原理はこのようになっていることを実験を通して知った子どもたちがたくさんいました。
三つ目のポリマーの実験では、紙コップに入れた水に吸水性樹脂であるポリマーを入れたらどんな変化がみられるのか観察しました。
ポリマーが水を吸収して液体から個体に変化した様子が不思議で、子どもたちも触ったりにおいを嗅いでみました。
またそのポリマーに塩を入れて混ぜると溶けて行く様子も観察しました。
今の季節にたくさん出てくるナメクジも塩をかけると溶けてしまいますね。
ナメクジもこの現象と一緒だという事を知り、難しく考えていた子どもたちも「なるほど~!」と少しだけ解った様子でした。
今回の化学教室では、先生の質問に手を挙げて元気よく発表する姿や積極的に実験に参加する姿が見られました。
また、グループになったおともだち全員が実験に参加できるように「つぎ、やってもいいよ。」と譲り合い、仲間を思う気持ちを見ることができてとても嬉しく思います。
開催して下さったかながわ子ども教室の先生方に、深く感謝いたします。ありがとうございました。
(横浜中央YMCAアフタースクール 三井詩乃)