横浜中央YMCAアフタースクール プログラムのご報告
10月6日(火)に「みんなの募金はどこへ行く?」のプログラムを実施いたしました。このプログラムでは、10月17日(土)に開催されるチャリティーランで集められた募金がどのような形で使われているのかをイラストを通して学びました。体の不自由な方のためのキャンプ資金にすることを知り、耳の不自由な方が平衡感覚を保てるようにトランポリンのプログラムがあること、手の不自由な方が足の指でも使えるキーボードがあることを知りました。
また、目の不自由な方は点字を通して文章を読みとるため、子どもたちも横浜バリアフリーマップを触って体験しました。今は学校の教科書に点字が載っているということで、上級生に教科書を見せてもらいました。また、初めて点字を見た子どもは、目を閉じて凸凹の地図の感触を感じて「ここはどこなんだろう?」と障がいのある方の気持ちを考えました。最後に、点字プリントに挑戦し、自分の名前を書いてみたり、点字表を見ながら何と書いてあるのかと問題を解いていきました。難しそうな顔を浮かべていた子どもたちも最後まで真剣に取り組んでくれました。私たちは当たり前のように歩くこと、話すこと、見ること、聞くことができますが、何不自由なく生きることがどれだけ大切なのか、子どもたちにも伝われば嬉しいです。このプログラムを通して、体の不自由な方の気持ちを考え、日々の保育の中で人を思いやる気持ちが育まれることを願っています。
(横浜中央YMCAアフタースクール 三井詩乃)