9月28日(土)、横浜YMCAと、かながわ外国人すまいサポートセンターが協働で実施する
多文化共生を考える講座の第3回目、
フィールドワーク②日本基督教団 川崎戸手教会に参加しました。
JR川崎駅で集合したあと、
今回の講師である日本基督教団川崎戸手教会の孫裕久(そん ゆうぐ)先生に
多摩川河川敷を歩きながら解説していただきました。
川崎は、工業の中心地として昭和の高度経済成長期に急速に発展しました。
工場での働き手として移り住んだ人の中には、朝鮮半島出身の方も多くいました。
戸手地区は、バラックが密集して韓国語・朝鮮語が飛び交う場所だったそうです。
開発に伴い、多くの住民は退去しましたが、
その際の行政と住民のやり取りの交渉窓口を担ったのが川崎戸手教会です。
(2021年に解体された 川崎戸手教会ヨルダン寮 川崎戸手教会HPより)
いまの景色は、堤防の幅をゆるやかに盛り土されたスーパー堤防の上に
マンションが立ち並んでいます。
街歩きのあと、移転した新しい戸手教会でさらに詳しく孫先生からお話を聞きました。
戸手地区は川のすぐ横にあるので、何回も水害を乗り越えています。
「洪水のときに、いっしょに泥をかぶって作業したら、家族!」
という言葉が印象的でした。
地域に根差した活動には、実際に人々が困っていることに対して、具体的に関わっていくことが大切だということを学びました。
次回の多文化共生を考える講座は10月26日(土)、11:00~14:00
移民の記憶 マグレブの遺産 第二部『母』の鑑賞会です。
連続講座ですが、単回でのご参加も可能です↓
皆さんのご参加お待ちしています。
(横浜中央YMCA英語学校 坂地)