冬休みの3日間の英語デイケア「イングリッシュウィンターランド」
このプログラムは、英語のアクティビティを通して、英語を少しでも好きになり、慣れ親しむこと、そして、初めて会うお友だちや先生、リーダーとの関わりを楽しむことを目的としています。
YMCAでは、プログラムに参加する子どもたちだけではなく、ユース世代のボランティア(ユースリーダー)の育成にも力を入れています。リーダーは、子どもと同じ目線に立ち、寄り添い、良い見本となり、共に成長していく存在です。今回は、9人のリーダーがプログラムをサポートしてくれました。どんな役割を担ってくれたのか見ていきましょう。
子どもたちは、一緒に遊び、いろんな話をしてくれるリーダーが大好きです。親でもない先生でもない、ちょっと上のお兄さん、お姉さん。はじめは緊張していたものの、リーダーが目線を合わせて優しく声をかけると、あっという間に打ち解けていきました。
ジム遊びの時間には、話し合って決めた3つのゲームのルール説明とゲームの進行を担ってくれました。子どもたちに英語だけで説明するのはなかなか難しいので、みんなで協力してデモンストレーションをしながら、わかりやすく紹介をしました。おかげで3つのゲームはどれも盛り上がりました!子どもたちの前で話をする声の大きさや立ち位置など、改善点も見つかりましたが、次につなげる良いきっかけになりました。
アクティビティや工作をしているときの"So cool!(とってもカッコいい)" "Good job!(よくやったね!)"などの声かけが子どもたちの自信につながります。リーダーは、子どもたちの得意なことを見つけ、それを伸ばすための助言をします。
リーダーは、何でもやってあげるわけではなく、子どもたちの力を信じ、子どもたちが自分で決め、自分でできるようになるためのサポートをします。何かを教えてあげるばかりではなく、子どもに教えてもらうこともあります。リーダーも学び、試行錯誤を繰り返しながら、子どもたちとの関係を築いていきます。
Lunch timeやSnack timeの前の号令もリーダーがやってくれました。全員がちゃんと手を合わせているか確認してます。子どもたちにとって、リーダーはあこがれの存在です。
勇気が必要な時はそばにいてくれます。つまらない時も乗り気じゃない時も、近寄ってきて声をかけてくれました。リーダーは一緒に楽しむことはもちろん、様々な場面で子どもたちの成長に大きく影響します。
そんなリーダーも成長の途中です。「どういう声掛けをしたら子どもたちのやる気を引き出せるだろう」「どうしたらもっと子ども同士の良い関係性がつくれるだろう」答えのない問いに対して、悩みながら実践を繰り返しています。
自分の可能性を信じて努力を重ねるリーダーは、YMCAとともに、よりよい社会を築く担い手になってくれることでしょう。今後の活躍にも期待したいです。
横浜中央YMCA英語学校 諏訪 小百合(ももリーダー)