2024年9月17日火曜日

【横浜中央YMCA英語学校】第50回全国学生YMCA夏期ゼミナールに参加してきました

 

こんにちは。

9月13日(金)~15日(日)まで、2泊3日で

全国学生YMCA夏期ゼミナールに参加してきました。

今回は第50回目で、会場は静岡県御殿場市にある

国際青少年センターYMCA東山荘です。

参加者は学生18名、シニア20名、講師・スタッフ・関係者12名の

合計50名でした。





今年のテーマは「小さな私、弱いあなた~暴力と戦争の世界を生きのびるために~」です。


学生YMCAとは、YMCA活動の中で、全国の大学・学生寮または専門学校を拠点とした学生中心の活動です。全国には10の学生YMCA寮を含む34の大学にグループがあり、約450名の学生が参加しています。


夏期ゼミは、毎年のテーマに合わせた講演やワークショップ、全国から集まった学生同士、学Yシニアとのディスカッションや、発題を行うプログラムです。



テーマ講演①はウクライナから日本に来た、ロベルトさんのトークセッションです。
日本に来ることになった経緯や日本で感じた苦悩、家族と過ごす当たり前の日常の尊さなど19歳の青年から率直な言葉で語られました。

また、日本YMCA同盟の横山由利亜さんから、ウクライナ避難民の現状や支援についてお話いただき、戦争が長期化したことにより、日本にいるウクライナ避難民の方の経済的不安や、孤独感、課題などが共有されました。


わたしは、世界YMCA同盟のVision2030の紹介と
Change Agentの活動報告を
学生YMCA時代から現在の横浜YMCAでの活動に繋げて
紹介しました。


テーマ講演②は「教育現場と暴力」というテーマで、
学生YMCAシニアの新林智子さん、
菅沼慎一郎さん、大阪YMCAスタッフの小林直樹さんから、暴力の問題、そして現代の若者が抱えるメンタルヘルスに関して発題をいただきました。


ディスカッションでは、いじめる側、加害者のケアについて話したグループや、親でも教師でもない「異質な他者」としての大人の存在について議論したグループもありました。




夕方のセッションでは、学生が自分が考えたいと思ったトピックに対して自由に発表し、参加者と話し合う、「自主ゼミナール発題」が行われました。




日韓交流プログラム、広島YMCAインターナショナルピースセミナーなどの運営メンバーによる報告もあれば、「社会主義とウェルビーイング」、
「能面から見る能楽の世界」、「正義の人々 読書会」など
学生の知性・探求心が存分に表現された発題もありました。


聖書研究では洪伊杓(ホン・イピョ)牧師から
「創造と破壊 自らの殻を破って」というテーマで
イノベーション、社会を良くするためにはときとして既存の価値観を壊す「破壊」が行われることを聖書から学びました。






最終日の記念礼拝では「わたしは何者でしょう」と題して、
長倉望牧師から出エジプト記で自分のアイデンティティーに揺らいでいた
モーセの話から、生きていく中で「自分とは何か、何ができるのか」
を問い続けることについてのメッセージをいただきました。




学生YMCAの聖書研究や礼拝では、クリスチャンの方もはじめて聖書を読む方も
いっしょになって、自由に読む、語ることができる場です。
「これってどういうことですか?」「どうしてこういう行動になるんですか?」
とノンクリスチャンの学生からも素直な疑問や感想が投げかけられ、みんなで考えることができます。
発言の自由があり心理的に安全で受け入れられる雰囲気は
学生YMCAの特徴であると思います。



YMCA東山荘での過ごし方ですが、
食事は食堂でビュッフェ形式なので、食べ盛りの大学生もおなかいっぱい
美味しい料理を食べることができます。



休憩時間は参加者と話したり、
東山荘内を散歩してリフレッシュすることができます。




ウクライナユースのロベルトさんは、
自分で3Dプリンターで作ったキーホルダーなどを
参加者に紹介していました。



長倉牧師から太鼓を習う学生もいました。




学生YMCA夏期ゼミナールは、答えの出ない問題に対して、
みんなで真剣に語り合うことができる場です。

知的好奇心を刺激され、初めて会った人とでも自分の価値観の根幹に触れるような
深い議論になることもあります。






まだ夏期ゼミに行ったことがないという
学生YMCAメンバーの皆さんにはぜひ一度経験してみていただきたいです。

今回は横浜YMCAスタッフとして、学生YMCAシニアとして、
またChange Agentとして
歴史ある夏期ゼミに参加できたことを嬉しく思います。

ありがとうございました。

(横浜中央YMCA英語学校 坂地)



2024年9月13日金曜日

【横浜中央YMCA英語学校】平和イベント ウクライナ勉強会(使用言語:英語)を実施しました

 8月24日(土)12:15~14:00まで、横浜YMCA本部事務局スタッフリリアさんをお招きして、ウクライナの文化や現状を知る勉強会を行いました。


ウクライナの国旗の象徴や、食べ物、お祭り、動物、植物、豊かな大地など
訪れたことのない私たちにわかりやすく、たくさんの写真とともに40分ほど教えていただきました。

またリリアさんが来日した経緯や、ご親戚の様子、ロシアとの国境において長年に渡る混乱や、国際的に定められた国境の約束のことなど、歴史も交えたお話の他、参加者の質問にも多くお答えいただきました。
リリアさんは来日前から日本語を学んでいたので語学が堪能でした。

今回は英語学校のスタッフ、ボランティアの参加者向けに英語を使用となりました。
また英語を継続学習する、中高生クラスでもお話の機会を企画してまいります。

(横浜中央YMCA英語学校 三宅)



2024年9月11日水曜日

【横浜YMCA】ユース職員交流会 Youth Meaningful work for Yokohama YMCA②バスケットボール交流会を実施しました

 

9月8日(日)、横浜中央YMCA体育館にて、第2回目のユース職員交流会を実施しました。


今回は、YMCA発祥の室内スポーツ、バスケットボールを通した

チームビルディングを行いました。





YMCAは100年以上前から、

「青少年の健全な育成」のため、誰もが楽しめるスポーツの普及に尽力しました。

日本にバスケットボールを伝えたのは

大森兵蔵という方です。

大森兵蔵は、明治9年に岡山県で生まれました。

大学入学後アメリカに留学し、スプリングフィールドにあった

国際YMCAトレーニングスクールで

体育やスポーツを学びました。

帰国後、当時、日本になかったバスケットボール、バレーボールなどを

東京YMCAで日本人に広めました。

明治時代の日本には、冬の間、雪が降っていてもできるスポーツがあまりなかったこと、

そして日本人の体力や体格を向上させる目的がありました。






今回のユース職員交流会では、

各部門のユース職員に声掛けをし、27名が集まりました。


バスケットボール経験者だけでなく、初心者も楽しめること、

またそれぞれの現場で子どもや高齢者を対象としたレクリエーションに

繋げられることをコンセプトにプログラムを企画しました。






当日は、健康教育事業部のスタッフにも協力していただき、
4チームに班分けをしました。


入職して6年目以上の先輩チーム








そして入職して1年目~5年目の後輩チームに分かれました。





内容は、
まずバスケットボールとYMCAの関係の紹介からはじまり、
準備体操、ハンドリング(ボールを手で扱う練習)、
パス練習、ドリブルリレー、
シュート練習を兼ねたチームビルディング、
ミニゲーム
です。











普段異なる部署で働いている仲間といっしょに体を動かしながら
楽しく交流することができました。





はじめて会うスタッフでも、
チーム内で声掛けをしたりハイタッチをしたり、ポジティブな雰囲気で
ゲームを行えたのがよかったと思います。





バスケットボールを通じて、
ユース職員のチームワークの向上につながったと思います。

運営メンバーは
奥山(健康教育事業部)、坂地(語学教育事業部)、諏訪(専門学校事業部)、荒井(保育事業部)、齋藤(高齢者事業部)、棚橋(アフタースクール事業部)、西野(健康教育事業部)
が協力して準備をしました。

ありがとうございました。



(横浜中央YMCA英語学校 坂地)


2024年9月7日土曜日

【横浜中央YMCAアフタースクール】Kids夏祭りを開催しました。

〇8月23日(金)Kids夏祭り

夏休みももうすぐ終わりということで、夏祭りを開催しました。

夏休みにはいってから「射的・わなげ・お化け屋敷・駄菓子屋&綿菓子店・UFOキャッチャー」のグループに分かれ、準備を始めました。

どのような内容にするかみんなで意見を出し合いながら、お祭り開始まで準備を続けていきました。

当日は、リーダー所属の演奏グループから始まり、それぞれのお店を開店しました。

保護者の方やご兄弟・ご姉妹など20名ほどの来館がありました。

どのお店も大盛況で、こどもたちの笑顔であふれていました。


売り上げは、50230円となり、10月のインターナショナルチャリティーランへの募金とさせていただきます。

ご協力ありがとうございました。

9月、10月とインターナショナルチャリティーラン募金を継続して実施いたします。

また、ランナー募集も致しますので、ご参加お待ちしております。


2025年度の説明会・体験会を以下のスケジュールで予定しております。

【対象:すべての方】

9月28日(土)15:00-16:30
10月26日(土)15:00-16:30
11月15日(金)18:00-19:00
12月21日(土)15:00-16:30
2025年1月18日(土)14:00-15:30
2025年2月8日(土)10:30-12:00

【対象:横浜雙葉小学校入学予定の方】

11月2日(土)10:30~12:00
【対象:関東学院小学校入学予定の方】
11月30日(土)10:30~12:00

随時施設見学、個別説明会を受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。


詳細は横浜中央YMCAアフタースクールホームページでご確認いただくかgakudo-a@yokohamaymca.orgまでご連絡をお願いいたします。


〈横浜中央YMCAアフタースクール 樋口〉     

【横浜中央YMCAアフタースクール】夏休み特別プログラム 室内編

〇7月22日(月)・7月23日(火)Tシャツ&バンダナ絞り染め

7月22日(月)・23日(火)にTシャツ&バンダナの絞り染めを行いました。

最初に染めたい色を選んでもらい、Tシャツとバンダナを絞ってもらいました。

こどもたちはどのような模様にするかを考えて、一生懸命絞っていました。

リーダーが煮込みをして、水洗いをする際にこどもたちにお手伝いをしてもらいました。

難しい部分もありましたが、キレイに染めることができました。


〇7月25日(木)夏のうちわ作り


暑い夏を涼しく過ごすアイテムを作ろう!ということで、今年はオリジナルうちわを作りました。

午前中は筆を使って、好きな文字を書きました。1年生は書道が初めての子も多かったので、

最初に書道道具や筆の使い方についてお話をしました。

その後、見本などを参考にして、筆で字を書く練習をしました。

「むずかしい」「うまくかけない」というお友だちには、

お手伝いしながら本番の一枚を書きあげました。

午後は色紙や包装紙などを自由に使い、うちわをデコレーションして素敵なうちわが出来上がりました。


〇7月29日(月)かながわ子ども教室

7月29日はかながわ子ども教室の方にお越しいただき、「気象」について学びました。

気象予報士の資格をお持ちの先生が一般的な天気の種類や雲発生の仕組み、

静電気に関する知識などを実験も交えながら分かりやすく教えてくださり、

子どもたちも興味津々な様子で真剣に聞いていました。

普段身近過ぎてあまり意識的に考える機会がなかったことでも、

改めて説明をしてもらうことで新たな気づきがあったり、

実験をして実際に自分の目で仕組みを確認する事を通して面白い発見ができたりなど、

楽しみながら学ぶことができる良い時間となりました。


〇8月7日(水)モスペット製作


8月7日に講師の先生を京都からお招きして、モスペット製作を行いました。

モスペットは、色々なスタイルの苔玉に、好きな植物とカラーを組み合わせて、

かわいいアクセサリーや表情をつけて作る、自分だけの植物ペットです。


講師の先生にご挨拶をして、製作を開始しました。

最初に苔玉に毛糸を巻きました。

子どもたちは「むずかしい」「うまく巻けない」と言いながらも、

先生の手助けもあり一生懸命巻いていきました。

次に目や口の位置を決めていきました。

苔玉が固く、少し苦戦していましたが自分なりの表情をつけていました。

最後にアクセサリーと植物をつけて、それぞれのかわいいモスペットが出来上がりました。


2025年度の説明会・体験会を以下のスケジュールで予定しております。

【対象:すべての方】

9月28日(土)15:00-16:30
10月26日(土)15:00-16:30
11月15日(金)18:00-19:00
12月21日(土)15:00-16:30
2025年1月18日(土)14:00-15:30
2025年2月8日(土)10:30-12:00

【対象:横浜雙葉小学校入学予定の方】

11月2日(土)10:30~12:00
【対象:関東学院小学校入学予定の方】
11月30日(土)10:30~12:00

随時施設見学、個別説明会を受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。


詳細は横浜中央YMCAアフタースクールホームページでご確認いただくかgakudo-a@yokohamaymca.orgまでご連絡をお願いいたします。



〈横浜中央YMCAアフタースクール 樋口〉     


2024年9月5日木曜日

【横浜中央YMCA英語学校】サンモールインターナショナルスクールのVendor's coffee morningに参加してきました

 9月5日(木)、サンモールインターナショナルスクールのVendor's coffee morningに参加してきました。


Vendor's coffee morningはサンモールインターナショナルスクールに通う子ども達と、
その保護者に向けて、地域団体が活動紹介をするイベントです。


今年も横浜中央YMCAから、
ウエルネススポーツクラブ、専門学校、英語学校のスタッフが
参加しました。




今年も多くの保護者の方がYMCAのブースに立ち寄り、クラスの説明や体験のご案内などを行いました。


なかなか他部門と協働でYMCAの外で活動を紹介する機会がないため、
毎年よい刺激となっています。



サンモールインターナショナルスクールの皆さん
ありがとうございました。

(横浜中央YMCA英語学校 坂地)


2024年9月3日火曜日

【横浜中央YMCA英語学校】みどりクラブに行ってきました!横浜YMCAウクライナ支援

 9月2日(月)、横浜YMCAが主催するみどりクラブに行ってきました。

みどりクラブは、横浜市十日市場地域ケアプラザで月に1回実施されているウクライナ支援のプログラムです。

ウクライナ避難民同士の交流の場、地域の居場所として毎月様々なプログラムが実施されています。

今回は、横浜市緑スポーツセンターのスタッフの方から、ボッチャを教えていただきました。

ボッチャはパラリンピックでも正式種目とされている競技で、ジャックボールと呼ばれる白い目標球に向かって赤と青のボールを一つずつ投げて、いかに近づけるかを競うゲームです。



はじめての人でもルールがわかりやすく、また体の負担も少ないので、
身体的なハンディキャップがある方や、お年寄りも一緒に楽しむことができます。


みどりクラブの司会は、横浜YMCAのウクライナ人スタッフが行っているので
ウクライナ語の進行なのですが、上手に投げられたときに「ナイスボール!」とみんなで
声を掛け合ったりして交流することができました。





みどりクラブでは、ウクライナ語の本も借りることができて、
参加者は母国語でのおしゃべりも楽しんでいました。


参加者の方からは「もう日本に来て3年近くになるけれど、日本の人たち、YMCAの人たちがサポートしてくれてありがとうという気持ちです」と感想が述べられました。


言葉も文化もまったく違う国で、生活することはとても大変なことで、
ストレスもたくさんあると思うのですが、
ウクライナ人同士の助け合いや気遣いがあって
このような交流の場でも、「楽しんでみよう」「やってみよう」
というポジティブな姿勢があるのがこちらも励みになりました。







横浜YMCAではこのほかにもウクライナ支援のプログラムを続けています。
今月9月23日に実施される横浜YMCAフェスタでも物品販売などを通してウクライナ支援につながりますので、興味のある方はぜひお越しください。



(横浜中央YMCA英語学校 坂地)